美術協会「風」主催

第47回展覧会



「記憶のコラージュ」風展



期間 : 2017年9月12日(火)〜18日(月)

会場 : 稲沢市荻須記念美術館

後援 : 外務省・愛知県・稲沢市・一宮市・小牧市
      駐日ネパール国大使館
      公益社団法人日本ネパール協会
      NHK文化センター岐阜支社





祝辞一覧

祝辞 外務大臣 岸田文雄

このたび、30年以上にわたり、国内外の市民グループとの間で絵画を通して国際文化交流を進めている美術協会「風」が、「記憶のコラージュ」風展を開催されますことを、心からお慶び申し上げます。

 今回の交流展は、ネパール・インドのミティラアート、仏教画及び生活画が展示されるとともに、日本からはプロ・アマを問わず、日常の生活の中から創り出された作品が出品されると伺っております。御鑑賞される皆様にとっても、身近な国際交流を感じていただける機会になるものと思います。このような活動を通じて、国際友好親善の輪が一層広がることを期待しております。

 最後に、本交流展の御成功と、貴協会の今後のますますの御発展をお祈りするとともに、開催に尽力された関係者の皆様に深甚なる敬意を表し、お祝いの言葉といたします。

     祝辞 愛知県知事 大村秀章

 47回「記憶のコラージュ」風展が開催されますことを心からお慶び申し上げます。

 美術協会「風」の皆様が、プロの作家・アマチュア・国籍等の立場や表現方法にとらわれない作品の発表や、芸術文化を通した国際交流の場の提供に取りくまれていることは、本県文化振興にとり、誠に意義深く、敬意を表する次第であります。

 本展の御盛会と皆様方の一層の御活躍を祈念いたしまして、お祝いの言葉といたします。

 

祝辞 稲沢市長 加藤錠司郎

 第47回「記憶のコラージュ」風展のご盛会を心よりお慶び申し上げます。

 貴協会におかれましては、幅広い美術創作活動の支援を始め、絵画を通じた国際交流にも御尽力いただいており、その積極的な活動に心より敬意を表する次第であります。

 皆様におかれましては、今後ともより多くの活動を通じて、本市の文化芸術の振興にお力添えを賜りますようお願い申し上げます。

 本展の御盛会と貴協会の一層の御活躍を祈念いたしまして、お祝いの言葉といたします。

祝辞 一宮市長 中野正康

本日、ここに第47回「記憶のコラージュ」風展が盛大に開催されますことを心よりお慶び申し上げます。

 ご来場の皆さまには、感性豊かな作品を通じて、作者の想いや感動を感じていただき、芸術への関心をさらに深めていただけることと思います。

 皆様の今後のご活躍と、美術協会「風」のますますのご発展をご祈念申し上げまして、お祝いのことばといたします。

メッセージ 駐日ネパール特命全権大使
 プラティヴァ・ラナ

 

この度はネパールと日本のために、美術協会「風」により第47回「記憶のコラージュ」風展が開催されますことを嬉しく思います。

 2016年は、日本とネパールの外交関係樹立60周年記念に際し、様々な催し物が開かれました。この文化交流展もまた、両国の友好関係を深める素晴らしい機会となるよう期待しております。 皆様の成功をお祈りします。

メッセージ 愛知教育大学 美術教育講座 教授 鷹巣 純

 

ネパールは、インドとチベットや中国を結ぶ中継地点であり、そのマンダラは古い伝統を持っています。

 このたびは美術協会「風」のご尽力でネパールのマンダラを鑑賞できるはこびとなりました。日本に伝来したマンダラのほとんどは仏教的には「中期密教」とよばれる時期のもので、「後期密教」を中心とした幅広い密教伝統を踏まえたり、ヒンドゥー教をも取り込んだりしたネパールのマンダラには、日本の仏画になじんだ皆さんも違和感を覚えるかもしれません。けれども仏教の長い伝統を持つ兄弟国の絵画として、大いに好奇心をもってご覧いただけたらと思います。

  幸いに愛知県ではリトルワールドにネパール寺院の再現施設があり、他の地域とは異なるご縁があります。柔らかな感性で、もう一つの宗教世界の扉を開きましょう。




会場風景

荻須記念美術館 多くの方のご来場がありました


今回はネパール作品を中心に展示しました。


               ネパール民族絵画 ミティラー画

起源はおよそ三千年前、叙事詩『ラーマーヤナ』の舞台となったインドの東北部(ネパールとの国境付近)、ビハール州ミティラーの伝統的絵画。

 太陽や月などの自然やヒンドゥーの神々をモチーフに、土壁や床に描かれてきた。 その隙間には花や動物、鳥、幾何学的な図形を描き空白は少ない。色は植物から作った顔料で、他に黄土とすすが赤褐色と黒に使われた。

 描き手は女性で宗教的行事や祭り、結婚といった人生の節目に描かれ、母から娘へと受け継がれてきた。


ネパールの宗教画 六道曼荼羅 『エベレスト』 油彩画 現代アート 『涅槃』




会員の作品
油彩・水彩・書・写真 さまざまな作品を展示しました。

書(日本・中国) 菱田繁雄『パオ族の村にて』写真



野口忠行『アルパー弾き』水彩画掛軸 野口忠行『花買ってください』水彩画掛軸



松原亜矢子『彼方からの記憶』 平岩駿『ガネーシャ』 藤本敬人『清冷』


田中毅『ハイ、ポーズ』 竹下優子『とりすます』




会員それぞれの記憶、ネパールをテーマにした作品が多く並びました。